2013年2月16日

親指腫瘤の記録5(抜糸)

腫瘍の記録・その4の続き)


腫瘍の手術から2週間。
3日目に退院し、足を引きずりながら生活していました。
お風呂も足は濡らせないので大変でした。

そしてついに、抜糸。

2週間で無事に抜糸が終わり、体重をかける許可も出ました。
これからは少しずつ、傷を治しながらのリハビリです。


手術から2週間で抜糸。糸の痕が点々と見えるが痛みは全くない

さて、同時に病理検査の結果が出ました。

結果は良性でした!やったー!

病理所見
検体は7 x 7 x 5 mm、表面は平滑で、薄い壁からなる嚢胞状。内容物に白色角化物。
組織学的には、顆粒層を含む角化重層扁平上皮に裏打ちされた嚢種。内部には角化物が充満。
表皮のう腫である。


※人間の「表面」は、皮膚、消化管の表面、気管・肺の表面などがあります。
それぞれ、顕微鏡でみると特徴があります。一層なのか層状なのか、細胞が円柱か扁平かetc.
角化重層扁平上皮は、皮膚のことです。
裏打ちされたということは、内側に皮膚の表側が向いているということ。
つまり、皮膚の表面がくぼんで袋になり、内部に異物が溜まった状態です。
ざっくりいうと、にきびが深いところにできて、中身が固まったものというイメージでしょうか。

病気自体については、病院のHPなどで詳しい説明があるので、そちらをご参照ください。
http://nagase-keiseikai.com/newpage23.html#shousekkai


今回の嚢種は、比較的深いところでできたこと、
皮膚表面への開口部が無かったことから、開けるまで判断が付かなかったと思われます。
組織検査で確定診断が出たので、ひとまずは安心です。

それにしても、自分の組織写真を見れなかったのは本当に残念。
術野の写真はありますが、刺激が強いので自主規制しておきます。

6 件のコメント:

  1. はじめまして。ううう。あなた様の患部の写真に酷似しております。町医者が首をかしげ、紹介状を書いてくれて、ここら辺では結構大きな病院に行きまして、エコーを撮りましたが。。。またまた首を
    かしげられまして、ほかのドクターを呼んできはりました。が結局双方ダブルで首をかしげられ、なんか溜ってるみたいですね。。MRI撮りましょう。てことに。昨日撮ってきました。来週その診断がくだされるようでう。状況まで似ているので、つんのめって拝見いたしました。あとは診断に任せますがー貴行が受けられた権威の診断を仰ぎたいところですが、遠く離れております。けれど、あなたの記録ブログで励まされました。ありがとう。

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  2. こんにちは。コメントに気がつかずごめんなさい。
    その後お加減はいかがでしょうか。この腫瘤はほとんど良性とのことですので、それほど心配しなくても大丈夫ですよ。でも不安なお気持ちは良く分かります。私もそうでしたので。
    今は無事に治られて、腫瘤など忘れてお過ごしであることを祈っています。

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    1. 返信ありがとうございました。先月半ばに腫瘍摘出手術を受けました. MRI もエコーでも明らかに大きな黒い膨らみは確認できるのですがードクターも開けて見ないとわからないとのことで、紹介状を市民病院級の形成外科に。。。日帰りのはずが腱と神経にべったりとひっついておりましたゆえ90分の手術の上車椅子に乗り緊急入院となりました。(;_;)
      腱を覆っている滑膜にできた腫瘍だったようです。激しく使用するとそれが刺激になってできるとのことでした。
      時は師走。。。周りの人たちを巻き込んで療養生活で年始まで過ぎました。この月曜日に抜糸いたしまして、傷は治っているのですが神経障害が多少残りまた、全体重がかかる親指のため、歩行はまだ本格的にしておりません。時間と周りの皆さんに助けられてぼちぼち仕事初めています。 頑張ります。長々すみません。

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  3. こんにちは。わたしは、親指の丁度関節のところにできました。小4の時でした。手術中に麻酔が切れ大泣き。パニックを起こした先生は取り残したのです。また、内臓が気持ち悪くなり再発を確認。小6の時、激痛の麻酔に耐え、また手術。先生が神経質になり、周囲の肉も多めに切除しました。
    今では神経がうまくつながっていないとかで時々痛みます。32になりますが。
    成人になって文句を言おうかと外科に行ったらつぶれていました・・・。

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  4. こんにちは。今でも痛みが残るとは…本当にお気の毒です。
    確かに麻酔の注射は子供に酷ですね。内臓に出ておられる点で、私の例とは異なる病気かも知れませんが…医者の先生にはしっかりして欲しいものです。私も病院三軒を回ってようやく良い先生に当たりました。あれから医者を選ぶのに慎重になってしまいました。

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    1. ありがとうございます。
      あなた様と同じ病院だったらこんなに麻痺したり、痛んだりしなくてすんだもかもしれません。
      個人院でした。しかも、当日帰宅ok.
      歩けるはずもなく、父に自転車にのせてもらいました。
      一体。何の病気だったのでしょう。「モルトン病」といわれたのですが、今住んでいる外科数件回ると、モルトン病は、親指ではないからありえないです。といわれるさま・・・
      手術跡がタコみたいにかたくなりませんか?

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