2013年1月1日

プリムスP-114Fサクラの使用感

超軽量・コンパクト火器の必要性

















山に入るとき、火器は持っていきますか?


日帰り3季・一般登山の場合、私の通常装備は
ゴア雨具、防寒具(セーター)1枚、ヘッデン、地図コンパス、水1Lくらい、
行動食多め(兼非常食)、カメラ、時計、非常パック。
火器は特に持たないことが多いです。




ただ、非常パックは常に携帯していて、
その中にはメタ(固形燃料)を入れています。


さて、ある日の冬山にて考えたこと。
それは、「メタじゃどーしようもない」という事実でした。
クソ寒い吹雪でビバークしたとして、
せいぜい15分、3回分の燃焼しかできないメタで、何の役に立つんだ??
1日だって持たないぞ。
単独の日帰り雪山で、団装振り分けでコンロ役を外れた時、
個人装備として持つ超軽量コンロはどうしても必要だ!
という訳で、超軽量・コンパクトコンロを購入しました。


Primus のP-114F フローリスト「サクラ」



P-114 ナノストーブをベースに、アルミ部分をアルマイトで桜色にした、
非常にかわいらしいモデルです。
これ、絶対山ガールをターゲットにしたモデルだと思うのだが…
なぜか20代後半男子が引っかけられてしまったw
だって可愛い方がいいじゃん。


このストーブ、実は土台となるP114よりも若干高価です。
その分、P114Fにはおまけが付き、スターターキットになっている。
付属品は可愛いポーチと、専用のカートリッジホルダー。
でも、カートリッジホルダー…、使わないって。
これまで使った記憶が無い。必要と思ったこともない。
ベニヤ板をコンロ台に持ってくし。
よって購入直後に押し入れに封印。



















次に圧電装置も速攻で外します。
そもそも、山で圧電装置なんて信頼性ゼロだし、
どうせライターは持っていくので、それなら要らないよね。




















なんだか精悍な顔つきになりましたねww
例えるなら、可愛いと思ってた幼馴染の女の子が、
久しぶりに再開したら長距離走のエースに成長してた感じ。




ヘッドについているスチールウールみたいな部分は、
MFMMというプリムスの(EPIも出してた気がするが)新素材です。
実用上の主な意味は、点火維持装置
強風で失火しても、ここが高温で赤熱しているので
直ちに自動的に再点火してくれるのです。




何回か使った感想を書いてみます。
春にアルプス(気温-5℃くらい)では問題なく使えました。
マルタイ棒ラーメンを作ったら、中心が少し焦げたけど…


春の裏磐梯(気温10℃くらい)で、ジェットボイルと燃焼比較してみました。
同じ水量、同時に点火し、最大火力で沸騰までの時間を計測。
コッヘルは、JBは専用の高効率鍋(当たり前か)、
結果は…同点。JBと互角とは意外でした。
超小型のバーナーですが、実用上は十分なパワーがあると思いました。





【余談】
シェラカップはいつもキッチンにぶら下げ、水の計量や、のどが渇いたとき使っています。
普通のコップと違ってつりさげが簡単だし、
末広がりなので勝手に乾いてくれる。意外に便利ですよ。

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