2012年10月23日

奥利根・楢俣川洗ノ沢


報告が遅くなりましたが、奥利根・楢俣川洗ノ沢に行ってきました。
今回は先輩にサポートしてもらいながら、初めて主体的に沢を計画しました。
この沢は、難しい滝も無く癒し系で、秋の季節にはぴったりのところでした。

初日は遅めに午前7時池袋集合で、関越道を経て現地入り。
ゲートに車を停めて歩き始めました。
林道が屈曲した所から入渓し、一ノ沢出合までで初日は終了。
途中でイグチがたくさん生えている場所を見つけたり、
イワナを手づかみしようとしたり、遊んだせいで3時間くらいかかりました。





幕場ではささやかに焚火を起こしました。

この時期はたき火が有難いですね、濡れた服も乾いて快適でした。
私は寝不足もありすぐ寝袋に入ってしまいましたが、
皆さんは10時位まで飲み、語り明かしていたようでした。




翌日は6時15分位に出発。
しばらくは核心部のナメ滝帯が続きます。
ここの岩は茶色でフリクションが良く、なんとも快適な遡行が楽しめます。
ちょうど歩きやすいようにバンドが出来てるんだもの…笑
黒い岩は多少滑りやすかったです。




最後の二股まで3時間ほど、そこから山頂まで3時間ほどで
詰め上がるまでに合計6時間程度かかってしまいました。
藪こぎで私がバテたことも遅れの原因だったと思います。
しかし、藪を漕いで出た稜線は秋の気配を感じてとても美しく、
沢から詰め上がった高揚感も相まって、何とも言えず嬉しい気持ちになりました。
ちなみに、今回は1830m辺りの白い大岩から左の稜線に向かって詰めました。
沢は大分藪っぽくなっていますが、この岩は明らかに沢筋をふさぐようにあるので
間違えることはないと思います。なんとなく左に踏み跡らしきものもあります。

藪は、笹に始まり、灌木帯、草付き帯、ハイマツ帯と経由して稜線に出ます。
なかなか藪好きにはたまらない(?)藪ではないでしょうか。
なお今回のルート選定には、こちらのサイトを参考にしました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。





下山は単調な登山道を3時間ほどでした。


今回の沢を振り返って、計画や現地のルート取りを含め
様々な課題を見つけました。
二股を見逃したり、担ぐ水の量を読み違えたりと散々でしたが、
大変貴重な勉強の機会となりました。

やっぱ沢って楽しいですね。



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